Stone islandはdown jacketのご紹介です。
Paul Harvey 期の作品。
シェルは2層構造のポリエステルメッシュ。135°Cの圧力をかけることによって化学繊維への染色を可能にする、00s初期のS.Iに革新をもたらした技術が採用されています。
フロントポケットと襟にはマイクロファイバー製のリップストップクロスの切り替え。
2層のメッシュの間には、着脱可能なライナーを取り付け、ガチョウの羽毛を詰めた「goose down」を封入しています。ライナーの両腕部には光に反射するリフレクティブ素材のパッチ付き。
特筆すべきは、ジャケットの機構。
2層のメッシュ生地にライナーを挟み込んでスナップで着脱させる仕様は、 ブランドとしても初の試み。ダウンジャケット自体、paul期になってから頻繁に製品化された印象です。ダウン特有の膨張したシルエットから逸脱したものを制作したいという意図が窺えます。
というのも、paul期のパターニングは短丈身幅ゆったりのボックスシルエット。これをダウンに落とし込むことは至難の業。
そこで彼は圧力をかけずに挟み込む”という手法を選択したことにより、十八番であるボックスシルエットのダウンが実現したのです。いわば本モデルは彼の作るダウンジャケットの集大成といえるのでは。
文句なしのアーカイブピースとなります。お好きな方はこの機会に是非。
以下実寸175cm普通体型でややゆったりめ。
肩幅52
身幅60
着丈73
袖丈64
※内側のメッシュ2箇所に若干の絡まりがございます。
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